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「山桜」——想いを受け継ぐということ |道場のすみっこから #03

  • sandaminami-doin
  • 2022年5月21日
  • 読了時間: 2分

更新日:1月23日

【2024年3月30日の記録】

昨年の暮れ、心道会館の前に山桜の苗木を植えました。 その年に昇段した拳士を祝して、東仲先生が「記念に」と皆で植えたものです。

小さな苗でしたが、先生は修練の合間にそっと足を止め、山桜の様子を気にかけておられました。 しかし先日、自治会の清掃作業中の事故により、その山桜は刈り取られてしまいました。

とても残念な出来事でしたが、それ以上に、先生の想いが心に残りました。 「いつか花咲くことを信じて、静かに根を張る」——その姿勢こそ、武道の精神そのものだと感じたのです。


山桜といえば、藤沢周平原作の映画『山桜』を思い出します。 厳しい冬に耐え、やがて花を咲かせる山桜の姿が、登場人物の心の変化と重なり合う、美しい作品です。 若い人には時代小説は少し遠いかもしれませんが、そこに描かれる「耐える強さ」「静かな優しさ」は、今の時代にも通じるものがあると思います。


武道は、武士道の精神文化に根ざした日本独自の道。 正義を愛し、人道を重んじ、礼儀を正し、故郷を愛し、相手を思いやる心を育むものです。 少林寺拳法もまた、その一つです。


この冬、山桜は再び植えられる予定です。 今度こそ、しっかりと根を張り、いつか美しい花を咲かせてくれることを願っています。

【道院長 石井】


🎬 映画『山桜』予告編(YouTube) https://www.youtube.com/embed/zDjXowjeCU0




藤沢周平原作「山桜」の映画ポスター。山桜を背景に、着物姿の武家の女性と若い侍が並んで立っている様子
映画『山桜』ポスター。山桜を背に、武家の女性と若侍が静かに佇む姿が印象的



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