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2022.5.21 道場のすみっこから #03|「山桜」——想いを受け継ぐということ
昨年の暮れ、心道会館の前に山桜の苗木を植えました。 その年に昇段した拳士を祝して、東仲先生が「記念に」と皆で植えたものでした。 小さな苗でしたが、先生はその後も修練の合間に足を止め、山桜の様子を気にかけておられました。 しかし先日、自治会の清掃作業中の事故により、その山桜が刈り取られてしまいました。 とても残念な出来事でしたが、それ以上に、先生のその想いが心に残りました。 「いつか花咲くことを信じて、静かに根を張る」——そんな姿勢が、まさに武道の精神そのものだと感じたのです。 山桜といえば、藤沢周平原作の映画『山桜』を思い出します。 厳しい冬に耐え、やがて花を咲かせる山桜の姿が、登場人物の心の変化と重なり合う、美しい作品です。 若い人には時代小説は少し遠いかもしれませんが、そこに描かれる「耐える強さ」「静かな優しさ」は、今の時代にも通じるものがあると思います。 武道は、武士道の精神文化に根ざした日本独自の道。 正義を愛し、人道を重んじ、礼儀を正し、故郷を愛し、相手を思いやる心を育むものです。 少林寺拳法もまた、その一つです。 この冬、山桜は再び植
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2022年5月21日読了時間: 2分
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