出来ないのが、普通です。
(道場のすみっこから # 41)
【2026年10月23日の記録】
昨夜は、三田市挟間が丘コミュニティセンターで稽古を行いました。
参加者は女性2人、男性3人の計5人。
練習の始まり、鎮魂行をしながら、「今日はちょっと寂しい稽古になるかな」と思っていたのですが、終わってみれば、結構笑顔も出る、楽しい稽古になりました。
先日の三田市総合体育大会も終わり、それぞれの昇格に向けた修練もひと段落。
そこで昨夜は、急がず、落ち着いて、基本から始めることにしました。
シニアのご夫婦も参加されていたので、動作の説明にも十分に時間を取り、ゆっくり、ゆっくりと進めます。特に、初めて間もない方が覚えにくいところは、繰り返し確認しながら練習しました。

基本というのは、一つひとつを見れば、決して複雑な動作ではありません。
ところが、いざ自分でやってみると、なかなか覚えられない。
そして、「この動作は何を狙いとしているのだろう」と考えると、ますます分からなくなる。
初心の方にとっては、そんなこともあるのではないでしょうか。
私自身も、昔はそうでした。
何年も練習し、何万回と動きを繰り返して、ようやく「こういうことなのかな」と見えてくるものがあります。
ですから、初めての方が基本をなかなか覚えられなくても、心配する必要はありません。
「私って、覚えが悪いんじゃないかな」
「運動神経が、ちょっと悪いのかもしれない」
そんなふうに思うこともあるかもしれません。
でも、はっきり言いたい。
出来ないのが、普通です。
初めからできる必要はありません。
少しずつ覚え、繰り返しながら、自分なりに分かっていけばいいのです。
後半は、級拳士が練習する「小手抜」「寄抜」「巻抜」「切抜」等を、皆で順番に相手を交代しながら練習しました。
実は、私自身も、こうした基本的な技で「あれっ、れっ・・・」と思うことがあります。
何度も練習してきた技でも、いつの間にか動きが曖昧になっていたり、肝心なところが抜けていたりする。
技というものは、怠けたり、気を抜いたりしていれば、そんなものです。
だからこそ、繰り返し練習する。
自分の動きを確かめ、相手と向き合い、また基本に戻る。
そんな積み重ねが大切なのだと思います。
参加人数は少なめでしたが、ゆっくりと基本を見直し、
笑顔も交えながら、楽しく稽古ができました。



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