山桜が、ようやく咲きました
- sandaminami-doin
- 5 日前
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(道場のすみっこから # 26)
【2026年4月8日の記録】
心道会館前の山桜が、今年、ようやく花をつけました。
この山桜は 2021 年 12 月、その年に昇段した拳士へのお祝いとして、
先生の呼びかけで道場生みんなで植えたものです。
しかし翌年 3 月、公園整備の作業中の事故で、
植えたばかりの苗木は刈り取られてしまいました。
それでも、あきらめる人は誰もいませんでした。
同じ年の 12 月、再び植え直し、
それからは、ただ静かに見守ってきました。

山桜は、苗木を植えたからといってすぐに花をつけるわけではありません。
長ければ 3〜4 年、花が咲かないこともあります。
この木にも、添え木をしたり、肥料をやったり、根元の草を刈ったり、
そんな手を静かにかけていた人たちがいました。
道場へ向かうたびに、さりげなく様子を気にする姿も、何度か目にしました。
表立って言葉にする人はいませんでしたが、
皆がどこかで、この木の開花を楽しみにしていたように思います。

今年、つぼみがふくらみ、色づき、
そして、ようやく花が咲きました。
咲かない年が続いても、誰も急かすことはありませんでした。
ただ、季節が巡るたびに、
「今年はどうだろう」と静かに見守るだけ。
子どもたちの成長も、武道の上達も、
きっと同じなのだと思います。
時間がかかっても、その間に育っているものがある。
今年の山桜の花は、そんなことをそっと教えてくれました。
武道に少し興味を持たれた方には、
市民スポーツ教室で静かに体験していただける場もあります。



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