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合掌礼に込めた思い ― 子どもたちに伝えたい「礼」の本質|道場のすみっこから #19

  • sandaminami-doin
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

【2025年2月9日の記録】

先週の土曜日、少年拳士たちに「合掌礼」について少しだけ話をしました。 道場のすみっこで行っている、10分間の“ミニ法話”です。

合掌礼と聞くと、まず思い浮かぶのは、いつも子どもたちに挨拶を教えてくれているH先生の姿です。 子どもたちが道場に入ってくるたびに「おはようっ」と声をかけ、 「先生に挨拶してきぃ」と優しく促す。

その積み重ねのおかげで、最近は子どもたちの方から私のところへ駆け寄り、 「おはようございます!」と大きな声で挨拶してくれるようになりました。


武道は礼節を重んじます。 「武道を習う子は挨拶ができる」 そう思って道場に通わせてくださる親御さんも少なくありません。

しかし、道場で行う合掌礼は、単なる“形”ではありません。 出入りのとき、整列のとき、鎮魂行のとき、技の練習のとき…… 数えきれないほど礼をしますが、 大切なのはその回数ではなく、礼をする人の心です。


■ ミニ法話で伝えていること

一昨年の11月から、子どもたちに向けて10分間のミニ法話を続けています。 テーマは「拳士の心得」と「少林寺拳法の特徴」。 どちらも、人としての基本・拳士としての基本につながる内容です。

ミニ法話には、子どもたちとの約束が二つあります。

  • 人の話を聞くときの態度を大切にする

  • 次の練習に向けて、給水しながら静かに聞く

道場で過ごす時間は限られています。 だからこそ、伝える内容は絞り、繰り返し、丁寧に。

靴をそろえる。 時間を守る。 挨拶をする。 姿勢を正す。 返事をする。

どれも簡単なことですが、簡単だからこそ難しい。 何度伝えても、なかなか身につかないこともあります。


■ ふと気づいたこと

最近、ふと思うことがあります。

「道場で礼節を教えている」のではなく、 “礼節を大切にしたい”と考えている親御さんが、 この道場を選んでくださっているのではないか。

子どもたちの挨拶の声が少しずつ大きくなってきたのは、 指導者だけの力ではありません。 家庭での声かけ、親御さんの姿勢、 そのすべてが子どもたちの成長につながっています。

合掌礼は、相手を認め合う心の表れです。 心から礼をすれば、自然と姿勢が正しくなり、心も整う。 その積み重ねが、子どもたちの未来をつくっていくのだと思います。


■ 最後に

道場のすみっこで始めた小さな法話ですが、 子どもたちの変化を見るたびに、 「続けてよかった」と感じています。

これからも、形だけではない“心の礼”を、 子どもたちと一緒に育てていきたいと思います。

見学や体験をご希望の方は、どうぞお気軽にお越しください。 道場の空気、子どもたちの挨拶の声、 そして合掌礼に込めた思いを、ぜひ感じていただければ嬉しいです。



【お知らせ】

礼節や合掌礼の心を大切にしながら、 少林寺拳法の基本を体験していただける教室を春に開催します。



指導者が子どもたちに合掌礼の意味を説明している様子。子どもたちが正座して話を聞いている。
道場のすみっこで続けている“ミニ法話”。合掌礼の本質を子どもたちと共有する時間です。

合掌礼の意味を示したプラカード。相手を認め合う心を大切にするという説明文が書かれている。
合掌礼に込められた“相手を認める心”。道場で大切にしている礼節の基本です。

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