2022.8.11 道場のすみっこから #12|多度津港で見せたいもの——映画『二十四の瞳』の記憶
- sandaminami-doin
- 2022年8月11日
- 読了時間: 2分
更新日:7 日前
今回は、少し“多度津ネタ”を。
『二十四の瞳』—— 英語では「Twenty Four Eyes」。 壺井栄の不朽の名作で、美しい瀬戸内の島を舞台にした物語です。
木下恵介監督、高峰秀子主演のこの映画で、多度津はロケ地の一つになりました。
原作小説では、大石先生と子どもたちは修学旅行で小豆島から多度津に渡り、金比羅さんに参拝した後、高松から船で島に帰ります。 しかし、映画の撮影当時、高松港はすでに近代化が進んでおり、「昭和初期の趣」が残る多度津港がロケ地として選ばれたそうです。
当時、多度津の海運会社で働いていた母に聞いた話では、高峰秀子さんを一目見ようと、町中が大騒ぎだったとか。
映画には、たくさんの唱歌が登場します。 しかし、子どもたちの歌声は、次第に軍歌へと変わっていきます。
オープニングでは、モダンな洋服を着た大石先生が、自転車で軽快に学校へ向かう姿。 そしてエンディングでは、戦争で夫・子ども・教え子を失った大石先生が、教え子から贈られた自転車で、雨合羽をまとい、ぬかるみ道を分教場へと通う姿が描かれます。 この場面は原作にはなく、映画オリジナルの演出ですが、戦争で荒廃した国を、教育を通して立て直そうとする強い意志が感じられます。
この時代、祖国復興のために多くの人々が、それぞれの場所で尽力していました。 「人づくりによる国づくり」は、少林寺拳法の開祖だけでなく、多くの人々が実践していたこと。 改めて、その重みを感じさせられます。
最近の世界情勢を見ていると、ふと「今は戦後ではなく、戦前なのではないか」と思ってしまう瞬間があります。 そんな悪夢のようなことが、二度と起こらないように。 私たち一人ひとりが、平和の礎を築いていかなければならないと、強く思います。
📷 写真:「松竹映画 100年の100選」より 🎬 映画『二十四の瞳』予告編 https://youtu.be/8WK1AnQmmPQ
🎬 大石先生とまっちゃんの再会シーン(旧多度津港にて)
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